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胡錦涛主席が日中関係の方向示す 中田慶雄国貿促理事長語る
2006-04-03 00:00

 

 先月31日に中国の胡錦涛主席と会見して帰国した日本国際貿易促進協会(国貿促)の中田理事長は2日午後、事務所で新華社記者のインタビューに応じ、次のように語った。

▽胡主席は日中友好7団体の責任者と1時間45分にわたり会見し、日中関係の発展を重視する中国指導者の姿勢を十分示した。談話の中で胡主席は、中日関係は現在、世界で重要な二国間関係の一つであり、中日は和すれば共に立ち、戦えば共に傷つくと指摘した。この談話は適切なもので、誠意に満ち、日中関係が直面している困難を乗り越えるうえで重要な意義がある。

▽胡主席の姿勢は明確で、日本の指導者がA級戦犯を祀る靖国神社を今後参拝しないと明確に決断すれば、中日関係の改善、発展について、日本の指導者と会談、対話したいと考えている。これは現在の日中関係がぶつかっている障害、困難を解決する道を指摘したもので、日本の指導者、政界に対する胡主席の重要な呼びかけである。

▽現首相でも、次期首相でも、日本国民の感情を考えるだけでなく、被害国の人々の感情に配慮し、日本の長期的国益からアジア諸国との関係を処理すべきで、今後、靖国神社を参拝すべきではない。日本外務省の先の世論調査では、調査を受けた77・9%の人が小泉首相の靖国神社参拝によって悪化した日中関係を改善すべきだと表明している。

▽胡主席は会見で、日中友好団体と日本の友人は長年、日中友好関係の発展に寄与してきたと十分評価し、日中友好団体が中日友好の社会的基礎を固め、長期的・安定的な中日善隣友好協力関係の発展に新たな貢献をするよう希望した。

▽この50年余り、日中友好団体は日中友好関係の促進のために多くの仕事をし、特に困難な時期に積極的役割を果たした。困難に直面している現在の状況下で、日中友好団体はより一層積極的に努力し、活動を強化しなければならない。国貿促の橋本竜太郎会長も実際行動で両国間の経済・貿易協力と人的交流を強めなければならないと指摘した。日中友好団体は今年、両国間の文化交流と人の往来を増やす多くの計画と提案を打ち出している。今月16日に総勢70人の国貿促の大型経済代表団が訪中し、北京、上海、安徽を訪れる。

▽日中友好7団体の責任者は今回の訪問の成果に満足の意を表明し、また日中関係に関する胡主席の談話を高く評価している。今後も日中友好関係の発展に努め、両国民の友好交流を促すとみな表明した。

 (東京4月2日発新華社)

 

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