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二階経済産業相、日中関係の改善を希望
2006-04-23 00:00

 

  日本の二階俊博経済産業相は22日、博鰲アジアフォーラム2006年年次総会の全体会議で講演し、その中で、日中関係には現在、確かに多くの困難があるが、日中各界の対話と交流を一層拡大することによって、問題と困難を乗り越え、子々孫々友好的に交流する日中関係を築くことができると表明した。

  二階氏は講演の中で、「平和」「友好」「寛容」を象徴する蓮の花を例えにして、日中両国がそうした精神を持って、関係を改善するよう希望した。

  また次のように述べた。日中両国間には多くの先輩が努力し、さまざまな困難を乗り越えて、深く厚い基礎を築いた友好関係がある。しかし、近年、日中関係は損なわれ、特に政治関係は困難な状況にある。

  二階氏は日中関係に最近、いくつか改善の兆しが見られるとして、次のように述べた。日中両国は東中国海の油ガス田交渉を再開することで合意した。中国は来月東京で開かれる省エネ・環境保護フォーラムに代表団を派遣する。中国の指導者は発言の中で日本企業が中国の西部大開発と東北振興計画および北京五輪、上海万博の建設に参加するよう招請した。双方は今年から毎年、2000人の高校生を相互に派遣し、一般家庭にホームステイさせ、生活体験させることを決めた。

  二階氏は最後に中国古代の詩人、蘇東坡の名句「ただ願わくは人長久にして、千里嬋娟を共にする」を引用し、近い将来、日中両国が相互信頼、相互尊敬、相互協力の国となり、永遠に繁栄する輝かしい道を共に歩むよう願っていると述べた。

  (博鰲4月22日発新華社)

 

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